月光

皆様、更新の無い間にもご訪問いただき、ありがとうございます。
新しい方でしょうか、僻地にまで足を延ばして頂き、ありがとうございます。

そしてほったらかしにしていたせいで気づいたのが遅いんですけれど、11月下旬に拍手500を頂いておりました。
その後も拍手をしていただきまして感謝します。
本当に地味に始めたことを思うと、ありがたいことです。
皆様が楽しめる、というような内容では無いですけれど、これからも続けていきたいので、お付き合いいただけますと嬉しいです。


先週は新装版が発売され、同じ漫画の2冊目となろうとも、キャラクターの「プロフィール」が載っている、ただそれだけで購入する「秘密」ファン。もちろん、その一人です……
すっかり踊らされております。

来週にはいよいよメロディ発売日!「可視光線」も青木くんの捜査がどうなるのか、あの倒れていた男性は誰なのか、気になるところが解明されていくのでしょう。楽しみです。

そんな今日この頃ですが、クリスマススペシャルとしまして、創作しました。
前の記事の最後にチラリと書いた「上げたい記事」です。
ギり間に合った……ふぅ(´▽`;)ゞ

今回はクリスマススペシャルなので、原作展開完全無視です。←(・д・。)え
すいません。キャラは崩壊していない……と思います(弱気)
設定も原作時間より少し先です。

あれこれ書きましたが、お断りです。
全編甘めの青薪R。ほぼそれだけです。しかも意外と長い。
期間限定のポップなテンプレに全く似合わない。

もう少し話があったのですけれど、PC使用中止中に書いていたので、タブレットとスマホでは思考に書出しが追いつかず、潔く、ストーリー部分をバッサリ捨てました←━Σ(゚Д゚|||)━ そっち残せよー、オイ

あまりウチではRの需要はないと思うので、クリスマスウイークの今週いっぱいの公開にしようかと思います。
じゃあ何でって、私もちょっとだけ、二人にいい夜をプレゼントしたいなぁと思いまして。
なってるのかなぁ、という不安もありますが。
リクエストがあれば期間限定は外すかもしれませんし、苦情が来れば期間短縮するかも………むにゃむにゃ



以下の創作は、BLのRですので、ご自身でご判断の上、お読みください。
露骨表現を如何に書かずにヤれるか、を課題に書きました。なので表現はキツくない、と思います。どう想像するかはあなた次第……



************************************




僕の瞳の奥でスパークした。

その瞬間、この世の最高の快楽とこの男の全てを手に入れた気がして、得も言えぬ満足感に包まれた。
例えそれがどれほど儚いものであったとしても。


あおき、好きだ、好きだ。こんなにも。
深い水底に沈んで溺れそうだ。それすらも快楽と感じるほどに。

今、この一時の快楽に身を委ね、欲望全てを吐き出し、獲られるもの。
僕にはおまえしか見えない。おまえの瞳にも僕しか映らない。それが全て。
なのに、未だ求める、僕の限り無い欲望。その先の何を求めているのか、探しているのか。


*****




「明日の夜、変更しなくてもよろしいですか。」
そう青木が聞いてきたのは、定時も過ぎて夜半に近い頃だった。
「ああ、今のところ特に問題はない。」
平静を装って、常よりそっけない口調で。心の内を悟られまいとするかのように。
「ありがとうございます。ちょっとこちらは明日まで掛かりそうな案件があって。最終便になると思います。遅くなりますが、よろしくお願いします。」
「ああ、時間が確定したら連絡くれ。」
「はい、ではまた明日。」
「ああ。」
唯の業務連絡だ、ふっと息を漏らした。


今回の青木の警察庁での会議内容は薪にとっても、懸念していた内容だった。
だがもうこれは、警察庁と防衛省で何とかしてもらうしかない。
沖縄か。いずれ、薪も会議に呼び出されるのかと思うと、気が重い。

窓の外では冷え冷えとした乾いた空に、星が瞬いていた。



玄関のチャイムが青木の訪れを知らせた。
読みかけの本をソファに置き、リビングから 玄関のロックを外した。
カチャリとドアが開き、少し凍えた空気が流れてきた。


「お邪魔します。すみません。慌ただしくて。もう少し早く着ければ良かったんですが。」
そう言うと、包み込むように背に両手をまわし、髪に顔を埋めた。
「逢いたかった、こうして抱き締めたかったです。」
「お前こそ、疲れただろう。明日は朝一からだろう。」
「はい。でも薪さんとこうして逢えたのですから。」
顎にそっと手を添え、上を向かせる。自然と目を閉じた瞼に、唇に優しく触れるように唇が重なる。
青木のコートに残っていた雪をそっと指先で掬った。

「ああ、オレ、冷たかったですね。薪さんの身体が冷えてしまいますね。」
腕を外し、一歩身を引いた。

「雪、になったか。」
薪は一人窓辺に寄ると、カーテンを少し開けた。
「直ぐに止みそうですけど。」
コートを掛け、荷物を部屋に置きにいく。
この部屋で、この流れが自然にできるようになったのは、何時からか。

「風呂に入るといい。」
「ありがとうございます。」

昨夜はあれだけ冷えて乾いていた。
この程度なら、雪になってよかった。
青木が雪も一緒に連れてきたのか、雪が青木を連れてきたのか、などつまらないことを思う。
カーテンを閉めると、ソファに戻り、本をまた開く。


「お蔭で温まりました。」
風呂上がりの濡れた髪、しっかりとした骨格と腕。
あの若い輝きだけでなく、色香を感じ。
目を逸らそうとしても、逸らせぬ魅惑。

「思ったより積もったな。」
「そうですね、明日は少し早めに出たほうがいいかもしれませんね。」
「向こうもこの冬は結構降ったんだろ?」
「ええ。今年は多いかもしれませんね。」

会話で誤魔化そうとしても、誘惑される。
青木が近づくだけで。

立ち上がり、青木の首と頭に両腕をかけ、唇を奪う。息が続く限り。舌が絡み合い、閉じた瞼の長い睫毛が震える。
「待たせるな。支度はもう…できている。」
目を開けば、強い口調で言葉は出るのに、瞳は確実に熱を帯びて潤う。
「だから…」
それ以上の言葉は、更なる口づけで塞がれる。それだけで、甘い香りは強さを増して匂い立ち、青木の理性を惑わせ。
首筋に這わされた唇と舌の熱さに身体の力は抜けていくのに、欲望は力を増して。

妖艶な美しさに抗うことなど出来るものはいないだろう。
誰でもない自分だけが見ることのできる幸せ。

心根のままの真っ直ぐな視線からは逃れることなど出来ないだろう。
独り占めできる喜び。

想いを秘めた視線が絡み合う。

上目遣いの視線を外すと、振り返り一人歩き出す。一瞬遅れた青木が後を追う。
その腕の長さの分、青木が後ろからドアを押し、隙間から一足先に入った薪が灯りを点ける。
昼光色の、柔らかな光が部屋を包む。
部屋はリビングと同じくほんのり暖かく、気遣いなのか期待なのか。

青木はドアを閉め、部屋の中程まで来ると薪の肩に後ろから手を伸ばした。
顔だけ振り返った後頭部にその手をずらし、支えながら近づけ、左耳に口元を寄せる。
「好きです、誰よりも。」
囁きと吐息が耳にかかり、背筋が震える。
求めて求められて。
奪い合う唇。絡み合う舌。止まりそうな息。

逸る気持ちを乗せて、でも指先は正確に、ボタン一つひとつ、味わうように外していく。
肩が露(あらわ)になる頃、重なっていた唇は追い掛けるように、首筋から肩先へ。

ん……はぁっ

肩先から鎖骨へ戻る頃には、上半身を被うものはなく。
背中をなぞっていた指は、腰のあたりで掌に変わり、穿いていたものの中へ入り一通り味わうと、改めて身に付けていたもの全てをゆっくりと、下ろしていく。
既に熱を帯びた二人のものがそれぞれ、相手の腿に、腹に、当たり、互いに感じとる。

そのまま上半身だけをベッドに押し倒すと、唇で白い内腿の滑らかさを暫し味わい、その手は腿の間を後ろから割って入り、敏感な柔らかい場所に触れる。
足先が跳ねる。

力強く上を向いた中心部を裏側から舐めあげ、先端を舌先でなぞるように愛でる。全てが温かい口に含まれ、舌が動き出すと、息が乱れる。
これ以上 。

「僕にも味あわせろ。お前だけなんて。」
精一杯の理性を振り絞って声を出す。
身体を起こした隙に出来た、青木とベッドの隙間に身体を滑り下ろすと、素早く青木を舐めあげ、口に含んだ。
「あっ、ダメです。もう。」
そんな上目遣いで見られたら。

顔を離させると、ベッドに寝かせ直し、唇で唇を塞ぐ。
口中を探りあうと、下から青木に自ら腰を擦り付け。
「もうっ。早く。」
上になると、二人を手にし、腰でリズムを刻みながら、擦り合わせる。
涙を含んだ瞳で見つめられ、一気に昂る。
下になった青木も上に跨がった細い腰を支えながら、そのうっすら上気した肌を指先でなぞる。
ゾクゾクする。

「あお…………き……もう。はぁっ。あぁ。」
「オレ……も」
弾け翔んで、スパークした。瞳の奥で何かが。



全て吐き出したはずなのに。
口づけを交わすと、また、まだ、もっと、と求め合う。


目の前にいるのに。肌が心が求め合っているというのに。確かな熱を感じるのに。
夢と現実の狭間を漂う感覚。
この月の光が幽かに惑わすのか。

あっぁ。

暖かい大きな手が包んで、指先が触れて僕を誘(いざな)う。
ゆっくりと。焦らされて。
もっともっと、求める。
心も躰も熟れていく。加速していく。

何度でも熱を帯びる。もう一度。もう。あぁ。二人の交わる鼓動と吐き出される息が早くて。

「薪さん…」
耳元で甘い囁き。たったその一言が震わせる。
言葉にならない声だけが漏れる。
それを合図に充分な潤いと共に、滑(ぬめ)った温かな指が中へ。ゆっくり愛しむように進む。
っぁ。
掻き乱され痺れが走る。

「ここ、いいですか。」
息を吹きかけられ、耳と首筋をついばまれ。やがて頬から唇に戻る。重なり合う唇。求め合う呼吸。
「もっと味わいたいんです、貴方を。」

苦しみからの解放も束の間、より強い刺激に代わる。より大きくてより熱い。
「僕も、だ」

滑りは良い筈なのに、締め付ける力が強くなり。
青木の動きに合わせ、僕を包んだ手も指もリズムを刻む。
苦しくて苦しくて繋がれた手に力が入る。握り返してくれる長い指。
悦びに全身が震え、睫毛が濡れて輝く。
全てを忘れて。お互いだけを感じて。

あぁっ。
はぁっ。
弾け飛ぶ。



お互いがともに頂に達したとき。
白い光がぼんやりと二人を射していた。
いつの間に雪はやんだのだろうと思うものの、意識は白く融けて往った。



温かさを感じで目を開けると、事後の処理を終えた青木が僕の体も優しく拭いてくれていた。
「起こしちゃいましたね。もう終わります。冷えないようにすぐ着ましょう。まだ夜明けまでは時間がありますから、そのままお休み下さい。」
青木の唇が今度は「お休みなさい。」と、ふれた。

いつもこうだ。青木の気遣い。


夜が明ければ、この短い逢瀬も終わる。


青木は戻ってくると、僕を見て、
「お疲れでしょう?」
「眠りたくない。少しでも見ていたい。」
「オレもです。でも。少し眠りましょう。」
と、微笑み、僕の背中に手をまわした。
青木の胸は広くて厚くて暖かくて、心臓の音に耳を当てると子供に戻ったように、幸せを独占した満足感で満たされて。


二人の呼吸が重なり合い、ゆっくりと静かに夜の闇に落ちて。

白い月明かりが白い日の光で空に融けて、見えなくなるまで。

もう少しだけ、夜で、いて。




Comment

Re: 限定解除希望2

たきぎさん

ハイ!初ですよ。
でも緩いですよ、アメブロでもいけるでしょう?(笑)
慣れた人がこの表現から想像できたら嬉しいですね。それを狙ったので。
テンプレによっては18禁ダメっていうのあるし。今回のはOKですけど。でもこれ内容的にはアウトですかね?
本気ですか~ヽ(´▽`)/ははっ。
下書きが……危険。先日のバックアップで焦ったの、これ入ってたから(笑)まだ、消せてない(;゜∇゜)

私の創作では初めての幸せな二人になりました。原作でも幸せを見せて欲しいです。週明けは飴なのか鞭なのか、ドキドキです。

そう言えばこの話、いつも通り冬っていうだけで限定してなかったん……←いつもじゃん(汗)

バッサリ切ったのは沖縄の話で、事件よりやり取りとか書きたかったんですけど、入力が面倒になっちゃって。
海辺デートはぜひ、たきぎさんのところで!

あ、限定解除?どうしましょう……
最近、前より来てくださる方が増えたからかもしれませんけど、短期間で拍手頂いているってことは需要があったってことですかね……

2015/12/25 | ヤマネ[URL] | Edit

限定解除希望2

きゃああ、ヤマネ教授、初のアール? これでゆるいなら、本気を出したら一体…、ええ、本気バージョンもいつでも受けてたちます(笑)。ドンと来い!

たった一夜でも二人がとても幸せそうで、二人にとっても読者にとってもいいクリスマスプレゼントですね。ありがとうございます!

雪が降ってホワイトクリスマスだったんですね。
沖縄の案件(←バッサリ?)は薪さんの天才を発揮してちゃっちゃっと片付けて、今度は二人で海辺のデートよ~。

2015/12/25 | たきぎ[URL] | Edit

Re: 限定解除希望①

なみたろうさん

>朝から拝見してしまいました教授( ´∀`)

朝からとは。昨夜つい遊んで、投稿時間を23日だったので23時23分とかやっちゃって←アホ
すいません、朝見ることに……

>そしていっこ突っ込んでいいですか?
>「直接表現を使わずにヤルか」って「ヤルか」って!!(爆)だいぶ直接。

はっ‼
でもここだけだからσ(*´∀`*)笑ってごまかそう……本文自体は緩い表現でしょう?

薪さんはいつも強気ですよ。待てないけど(笑)心も身体も(///ω///)
でもちょっと切ない薪さんが好き。
好きだから幸せだからこそ切ない、ってありますよね。
でもいつかきっと、自分から求められる日が来るって信じてます。そのためにはワンコがワンコのままじゃなくならないと。早くいい男、大人になれ、青木くん!

>ウチでもご用意しております。後ほど…

楽しんでいただけて、こちらこそありがとうございます。
なみ薪さん(*´∇`*)
ああ楽しみでございます(≧∇≦)
どんな美しい世界が妄想が広がるのか……
後でまたお伺いします。

2015/12/24 | ヤマネ[URL] | Edit

限定解除希望①

朝から拝見してしまいました教授( ´∀`)
そしていっこ突っ込んでいいですか?
「直接表現を使わずにヤルか」って「ヤルか」って!!(爆)だいぶ直接。

しかし薪さんが薪さんらしく強気に盛っていらっしゃる!得意の待つのも我慢も限界、て感じ、ほんといじらしくて可愛い…
状況を語ろうとして吐息に変わってしまうところなぞ、もう。もうもうもう。

ホンモノ薪さん、いつかこんな風に素直に欲しがってくれませんかね。あなたなら「この男のすべてを手に入れる」なんて朝飯前のはずなのに。
絶頂の瞬間にも今だけ、とかそんな幸せが怖い発言。やっぱりいじらしくて切ない。

素敵なクリスマスプレゼント、ありがとうございました。
青薪さんが忙しい合間を縫ってやることやってる妄想で幸せになりました( ´∀`)
ウチでもご用意しております。後ほど…

2015/12/24 | なみたろう[URL] | Edit

        

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Author:ヤマネ
はじめまして。ヤマネです。
「秘密」の薪さんに溺れています。
一年の半分を薪さんの夢を見ながら冬眠していたいです。

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