2015.07.20 (Mon)

夢で

ちょっと予告と変わってすみません。
なみたろうさんの、イラストを拝見いたしまして、なんとなく考えていたことを書こうという気になりました。

なみたろうさんのブログの記事
今、なにか…
です。
鈴木さんに包まれたような、穏やかな薪さんと静な優しさをたたえた鈴木さん。
薪さんの幸せを望む見た人が皆、幸せになれるような、素敵なイラストです。

私も拝見したら、少し前に考えたことを言葉にすることができました。

なみたろうさん、ありがとうございました。

私のものは拙いのですが、精一杯の感謝を込めて。

内容は薪さんの心の中の想いを勝手に妄想して書きました。
そんなのいやー、という方はご遠慮ください。

今回はスーパーが付くほどの短いショートショートの短編です。
ちゃんと鈴薪話が書ければいいのになー、残念。

では、どうぞ。

【More】


**************************


僕は今から夢を見る。
見たいから、逢いたいから、夢を見る。


いつの頃からだろう、夢を覚えているようになったのは。
見たい夢を見ようと必死になったのは。小さな子供のささやかな願い。


眠るのが怖かった。
夢の中では現実より苦しくて悲しくて息ができなくて。
何度泣いて起きただろう。
眠ることができなくなって、自分でも弱っていくのは分かっていた。
このまま消えてしまってもいい、もし、今の僕が今の僕の、役目を果たせたら。

いつか罪を全て償うことができたなら。
どれほど永いときがかかっても、どれほど辛い罰でも受けよう。

誰よりも大切だったひとを、その未来を、奪ったのだ。

僕の夢は僕が僕に見せる。
自分を許せない僕が、僕に与えた罰。

秘密を持ちすぎた。罪を重ねすぎた。
命が尽きたとき、次の罰を受けるところへ魂は行くのだろう。
未来永劫、僕が僕を縛る。それでいい。


そう思っていた。

心から求めるひとに、抱きしめられることなど、無いと、許されないはずだった。

僕は僕の心に偽っていたのかもしれない。
どんな罪も罪。だけど。
僕が僕の未来を見て、生きていくことを認めてもいいと気づかされたとき、囚われていたのは、囚われていたいと、その方が楽だっただけ、と気づかされた。

どんなつらい夢でも、悲しい夢でも夢は夢。
明日を生きることの方が、もっと辛くて苦しい。
でも、そこには僕のだけではない、未来が、願いがある。
生きよう、未来を見よう。
僕は包まれているのだから。


だから、僕は僕の見たい夢を見る。逢いたいひとに逢う。
甘えよう。僕は僕でいよう。

せめて夢で。


タグ : 秘密

00:36  |  二次創作(オリジナル)  |  CM(12)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

Re: まるで

> 実は鈴薪まつりにむけて、私もお話をかいていて、それがお墓まいり&夢話というeriemamaさんとヤマネさんと丸かぶりのダブルコンボですよ……(笑)ごめんなさい。ずっと前から考えていたのでこのまま発表しちゃいますが、許してください。


おお、にゃんたろーさんのお話、UPされましたね。続き楽しみです。
ワクo(´∇`*o)(o*´∇`)oワク

お墓参りと夢は、まあ、そうなっちゃうと思います。だって、一方だけがいないのですから。
オリジナルで鈴薪書ける方、尊敬してます(いっぱい読みたい)
わー、でも、にゃんたろーさん、前から考えていたんですね、すごい。

私、なんとなく、この話のような感情があるかなとは思ってはいたのと、前を向けるようになったなぁと感じていたのですけれど、言葉になりませんでした。
なみたろうさんのイラストを見て、一気にこれを書きました。1時間くらいで(笑)
手直しは後で少ししましたけれど。


> 願わくば、もっと幸せをいっぱい感じながら、年をとっていってほしいものです……!

目の前にたくさんの幸せはあるんですから、ぜひ、受け入れてほしい、そう思います。
ヤマネ | 2015年07月25日(土) 09:35 | URL | コメント編集

まるで

まるで一編の詩のようですね。

切ない〜!

実は鈴薪まつりにむけて、私もお話をかいていて、それがお墓まいり&夢話というeriemamaさんとヤマネさんと丸かぶりのダブルコンボですよ……(笑)ごめんなさい。ずっと前から考えていたのでこのまま発表しちゃいますが、許してください。

でも、本編を経て、薪さんが過去と向き合いながらも前を向いて生きていく感じになったのは、私も本当によかったなーと思います。
(私のこのお話過去に囚われてる時のものなので)
願わくば、もっと幸せをいっぱい感じながら、年をとっていってほしいものです……!

ねこじゃらしにゃんたろー | 2015年07月24日(金) 21:53 | URL | コメント編集

Re: No title

お返事遅くなり、申し訳ございません。

こんにちは。
コメントありがとうございます。
お話を書くようになって、色々な方から見ていただけるようになり、コメントまでいただいて、嬉しいです。
あやさんも、お名前はお見かけしていたのですが、お話をすることができてよかったです。

鈴薪、お好きなんですね。
鈴木さんって、爽やかでかっこよくて、頭が良くて、でも、それだけじゃない、ちょっと腹黒いところがあって、だからこそ薪さんを守れるんですよね。そんな鈴木さんといる薪さんは無防備で素のままで。
岡部さんとは違う、最も対等なそんな二人の関係は、もう過去編でしか見れないのはもったいないのですが、だからこその良さもあると思います。
やっぱり過去は美しいものだけに研ぎ澄まされていくものだから。
薪さんにとっての鈴木さんが苦しい過去でだけはなくて、美しい優しいものになっていって欲しいです。

それはやっぱり別の未来をみれるようになって初めてできることなんだと思います。

前を見て、振り返って、今は鈴木さんの笑顔との思い出に向きあっていると願っています。

ご訪問、コメントありがとうございました。
ヤマネ | 2015年07月24日(金) 16:42 | URL | コメント編集

Re: No title

お返事遅くなり、大変申し訳ございません。

しづさんからコメントいただいて、すごく嬉しいです。
ありがとうございます。
本当に私にとって神のようなしづさんです、いいんですか、こんな下界に降りてこられて?という心境です。

私のほうこそ、まだコメントにいっておらず、すみません。(現在夏休みにより拘束中、主に宿題)

同じなみたろうさんのイラストを元にした、しづさんのじんわりくるお話がUPされていたので、自分のお話をあげるのは迷ったのですが、なみたろうさんのほうのコメントに酔っぱらいのような、夜中のテンションで、お話を書いたことを伝えていたので、それっきりにするのは、と思いまして勇気を振り絞って!UPしてみました。
ああよかった、しづさんからコメントいただけて、めちゃめちゃ嬉しいです。

私はしづさんのような皆さんが楽しんでいただけるようなことは書けないので、どうしても原作のままの薪さんしか書けなくて。
でも、なみたろうさんのイラストがあまりに素敵で、薪さんに明るさが見えたのと、Original Sinでのはっちゃけた感じもあって、最後は明るい感じのお話になりました。
ちょっと、読んでいるとリズム感がだんだん駆け足になっていく感じで、もう少し余韻が欲しかったのですが。

きっと、今の薪さんは、鈴木さんの夢を自分に対する罰として悪夢を見るのではなくて、大好きな鈴木さんに逢いたくて見ていると思います。優しい思い出の鈴木さんの夢を見ることは、薪さんが前を向けるようになっていることなんだと思います。

このお話は、青木くんのアどころか誰の名前も出てきていないんです。
超短編、ということもあって、敢えて誰の名前も出しませんでした。
皆様がそれぞれ思う彼らのイメージを膨らませていただけるような話になっていればよかったと思います。
けっこう、ずるい書き方ですねヾ(;´▽`A``

またしづさんのところにもお伺いさせていただきます。
いつもこちらこそ楽しみにさせていただいています。
コメント、ご訪問、ありがとうございました。
ヤマネ | 2015年07月24日(金) 15:24 | URL | コメント編集

No title

こんにちは☆初めまして、鈴薪大好きなのできてしまいました^^罪悪感に囚われて血だらけの鈴木さんばかりオーバーラップしてしまう薪さんに、昔のやさしい鈴木さんを思い出して欲しいと願っていました。でも、薪さんはむしろ囚われている方が楽だった。自分が殺してしまったのに笑顔の鈴木さんを求めることはできなかったのですね。青木のおかげでようやくやさしい鈴木さんに包まれることができた薪さん。自分だけじゃない未来を生きるために・・
あや | 2015年07月23日(木) 14:40 | URL | コメント編集

No title

ヤマネさん、こんにちは。
あ、コメント欄では初めましてかしら? 何度かお話したので、初めてという気がしないんですけど(^^;


こちらの作品、とても素敵です。
皆さんおっしゃる通り、原作そのままの薪さん。
そう、きっとこんな風に、
自分にやさしい鈴木さんの夢を見ることすら禁じていた。やさしい彼を夢に見る資格もないと、自分を責め続けていた、のでしょうね。

でもこうして、やさしい鈴木を夢で見よう、と思えるようになれたのは、「自分の未来を見て生きていくことを認めてもいい」と気付かされたのは、青木さんの命懸けのハグのおかげなんだなあ、としみじみ思いました。

このお話、鈴薪ですけど、青木さんのアの字もありませんけど、がっつり青木さんの存在を感じます。薪さんの独白の形を取りながら、3人の関係を浮き彫りにする・・・ヤマネさん、テクニシャンですねっ。すごいなっ。

ラストも、薪さんが「甘えよう。僕は僕でいよう」って言ってくれて、救われました。終わり方も明るくていいですねえ。
おかげで読後感もいい感じ・・・

いいもの読ませていただきました。ありがとうございました。

しづ | 2015年07月23日(木) 08:44 | URL | コメント編集

Re: No title

なみたろうさんのイラストがなければ、鈴薪祭りなし、だったかも知れないです。感謝です。
しづさんが先にあげられたので、どうしようかと思ったんですけれど、もう恥ずかしすぎるし。でもその前にコメントで夜中のテンションで書いたことお知らせしちゃってたので。

たきぎさんのピグも楽しみにしていますよー♪

コメントで、薪さんが言いそうと皆さんおっしゃって下さって嬉しいです。
原作をそのままイメージしていたので、よかったです。

>鈴木さんに包まれて、でも青木くんと二人で生きる未来。

贅沢な(笑)
でも薪さんの幸せはそこにあるから、鈴木さんも青木くんも受け入れると思います。

>>甘えよう。僕は僕でいよう。
>これを夢だけじゃなくて現実でもやってほしい…でも青木くんだとまだまだ頼りないかな。青木、頑張れ~!

あおまきすととしては、青木くんでそうなる日が来て欲しいです。きっといつか。
ヤマネ | 2015年07月21日(火) 02:34 | URL | コメント編集

Re: やーん(´;ω;`)

なみたろうさんのほうでまでご紹介していただいてありがとうございました。
いえ、もう公式には、しづさんのだけでよいかと思いますのに。
私もあのイラストを見たらそのまましづさんのところへポチっと!ふふ。いいですねぇ。

ほんととても素敵なイラストですよ。
二人の間とか、表情が柔らかくて穏やかな感情を感じました。
お話を書かせていただいて、ありがとうございました。


>それから、ヤマネさんが薪さんに言わせた
>「苦しみ続けるよりも明日に向かう方がずっと辛くて大変」てことは、私、昔うつ病の知人に言ったことがありますねぇ。もしかしたら自分に言ったのかも知れない。

現実には生きていくことのほうが辛いんです。でもきっとまわりにも自分にも未来はあるから、願ってほしいと思います。リアル、誰でも。

薪さんはもう鈴木さんを悪夢では見ないと思います。鈴木さんを撃ったことで自分を攻めることはあるかもしれないけれど、それは鈴木さんが薪さんの幸せを望んだからであったということはわかっているので、悪夢にしたら鈴木さんに悪いですもの。
薪さんが自分が愛されている存在だと気づくことで、鈴木さんに幸せな気持ちで向き合えるようになったのならいいですね。

>きっと薪さんの幸せを誰よりも願ってますよね。

ええ、きっと。
ヤマネ | 2015年07月21日(火) 02:19 | URL | コメント編集

Re: 薪さんの心の中で漂ってるみたいです…

待っていた、なんて言ってもらえてもう、朝から浮き足立ってしまいました。
(/≧◇≦\)

鈴薪というか、鈴木さんを想う薪さんなだけですが。
鈴木さんはもういないですからね、難しいですね、考えるのが。
さわやか吐息といった感じの鈴木さんは、オマカセします。よろしくです。

薪さんは自分を縛って生きてきたような気がします。End Gameで周りの人達に愛されていることには気づいたのでしょうけれど、まだ自分からは幸せを掴みにはいけないような…

でも今は鈴木さんに誰よりも大切に思われていたことはわかっていると思うので、鈴木さんへの想いだけは穏やかな幸せなものであって欲しいです。
その愛されたことを感じることで、自分から青木くんのことも求められるようになれればいいなあと思います。
ホント、目の前に包んでくれる人がいるのだから、もったいないですよね。
ヤマネ | 2015年07月21日(火) 01:44 | URL | コメント編集

No title

おお、ヤマネさんも鈴薪祭り参戦ですか…。
こちらは本当に薪さんが言いそうな感じですね。

鈴木さんに包まれて、でも青木くんと二人で生きる未来。
>甘えよう。僕は僕でいよう。
これを夢だけじゃなくて現実でもやってほしい…でも青木くんだとまだまだ頼りないかな。青木、頑張れ~!
たきぎ | 2015年07月20日(月) 12:29 | URL | コメント編集

やーん(´;ω;`)

薪さんたら。
なんていじらしい。
こうゆう人ですよね~

しづさんといいヤマネさんといい、文章で見事に心情を表現されるの、ホントに尊敬します。
そして私にはこうゆうことを表情で表す方が、得意とはまだまだ言い難いけど、好きで、挑戦したいワケで。
それを正しく感じ取って、インスピレーション受けて、書いてくださる、ほんとにほんとに嬉しいです~(´;ω;`)お二人とも感謝します!

それから、ヤマネさんが薪さんに言わせた
「苦しみ続けるよりも明日に向かう方がずっと辛くて大変」てことは、私、昔うつ病の知人に言ったことがありますねぇ。もしかしたら自分に言ったのかも知れない。えへへ。
もう薪さんは血だらけの幻覚鈴木さんを見ることはないです…よね。鈴木さんのためにも。その人の一番素敵な顔を思い出してあげるのが供養でもあると思うし。きっと薪さんの幸せを誰よりも願ってますよね。
なみたろう | 2015年07月20日(月) 07:54 | URL | コメント編集

薪さんの心の中で漂ってるみたいです…

鈴木さん絡むと急にテンション変わる困った子が来ましたよ(*´∀`)♪←そわそわしながら待ってました

わーんもう薪さん、鈴木さんの腕に包まれたいの?青木がいいの?どっちなのーっ、この贅沢幸せ者めーっ(笑)

こちらは薪さん目線で鈴木さんに興奮し過ぎないよう読ませていただきました(笑)
ひとことひとことが胸に刺さりますね。リアルに薪さんの独白っぽい。もっともっと楽な生き方はたくさんあるのに、それは選ばないで生きてきた薪さんですが…夢のなかではせめて鈴木さんの腕に抱かれて…なんて言わず、現実に青木の手をとってもっと生きたいように素直に生きていって頂きたいものです、自分を縛るのはもう充分だから。…ほんとに目の前に包み込んでくれる人がいるのに、できないのが何と言うかこの人なのてすね…(ToT)
eriemama | 2015年07月20日(月) 07:23 | URL | コメント編集

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