絹子はなぜ、次々と殺人を犯したのか?

昨日は七夕でしたが、天の川を見ることができた方はいらっしゃるでしょうか。
北陸は生憎の曇りから雨になりました。
そして今日も雨です。

相変わらずの絹子編が続いています。
今回、考えているのは、主に、家族の殺害ではなく、男性を殺害していった件です。
(家族の殺害についても後半で考えています。)

それから今回、いつにもまして、びっくり発言です。たぶん。
今まで、私が知っている限りですが、この意見をおっしゃった方はいないと思いますので、かなり、目がテンだと思うのですが、すみません、やっぱり疑問なので書きました。
ほんと、はい、皆様、反対ご意見だと思いますが、敢えて、リアル追求型&男脳としてはごめんなさいです。


まだ、絹子つづくの?ですが、ご了承ください。まだまだ続きます。すみません。

こんな感じですが、以下どうぞ。
**************************

絹子は自分とかかわりを持った男性を次々と殺害していたようですが、なぜ、殺害したのでしょうか?

絹子は父親(露口死刑囚)にかつて暴行されたようですが、それが原因ではあると思いますが。
もし、暴行が直接的な原因ならば。

その時の自分が悔しくて?
その時の父が憎くて、その代わりに殺したくて、意識的にかかわりを持って殺したのか?
それともいざ、男性と関わってしまうと、恐怖心が急に呼び起されて突発的に殺してしまったのか?

絹子は家族に見つからなければ、更にあの鎌倉の家で殺害を続けていたのだろうか?

父親が自分の代わりに捕まったことで、絹子は満足したのか?
だから、行方不明になった後はもう殺害は行わなかったのか?

父親が死刑になったことで、絹子の憎しみが収まったのなら、もう二度と殺害をすることはないだろう。

なのに、憎しみの相手である、父親の死後、自分の犯行の結果を人に見せ、怪しまれると殺害してしまう絹子には、人を殺害することに躊躇いも罪悪感もないように感じる。
もしかしたら、殺害そのものに満足を感じているのではないのだろうか。

もし、もう絹子に狂気があるというのならば、それは内在していたものなのか、それとも父親の暴行が生んだものなのか。
そういう意味では暴行は十分な動機になるのだろうけれど。



でもでもですね、すごい批判があるとは思うんですけど、はい、すみません。以下暴言連発です。

実はあの露口の暴行は、未遂だったのではないか、とも思うのです。←え?

あのシーン、露口の着衣が乱れていない。上半身、ネクタイはありとしても、ズボンをしっかりはいている。ありえん。
チャックだけって有り得ないだろう(あ痛たた……)、あんな、飲んでいたみたいな(ビール2本かい、おい)言い訳しといて、ズボン下ろさずにできるんかい、オーイ!
いや、女性誌っていうか少女漫画誌ですけど、ちょっとね。
ハッとした感じだったし、絹子泣いてるっぽかったから、事後だと思う、なのに、です。上半身だけ描いてれば、まあそうかと思ったんですけどね。なんで全身描いちゃったんだろう。

なので、未遂かもと。それも、襲おうとしたくらいまでの。それでももちろん、絹子にはあり得ない恐怖とショックだったと思う。
実父がそういう目で見ていて、することは。
酷さを加えるなら、首を絞めるくらいはありかもしれない。

でもそうなると、トラウマになるのも、男性殺害も、家族皆殺しも動機が弱くなってしまう。

家族皆殺しは、男性達を殺害したことを知られた事より、父親が暴行したことを黙殺し、男を連れ込むことを黙認しているようなこと(無関心さ)、に対する悲しみに似た憎しみ、みたいなもののような気がするんです。
その点で未遂だと、家族皆殺しにつながる大本の動機としては弱くなる気がします。

だから、やっぱり、暴行は実行されたのか、いや、あの描写だととも思うし。

なにより、露口が最後まで書ききれなかった、告白が、「なぜ、絹子を殺さなかったのか」なんですよね。
私は、なぜ「絹子を暴行してしまったのか」じゃないのか、と疑問なんです。
そもそも、露口は絹子を暴行したことは全く反省してない様な父親なのか
絹子を襲いそうになって、そういう目で見ていることを絹子に知られて、やめた、のなら、暴行に対する反省があまりなくても(大抵加害者の意識は被害者の思いとはかけ離れたものだから)、まあ納得なんです。

そんなこんなで、加筆があっても(あったからこそかもしれない)、露口の暴行と絹子の動機がどうしてもグルグルしてしまい、個人的には狂気のほうがすっきりしちゃうんです。

結局、何が元で絹子は8人も殺害することができたのだろうかって。
きっかけは父親の暴行だとしても。
この人数は、憎しみの対象の身代わりや憎しみの元を黙殺されたことにしては多すぎると思います。
確かに、男性4人と家族3人、平井少年、それぞれ殺害の動機は違います。

けれど、8人です。
一般的に、一度に襲う(稀に、集落の人たちや、親族を殺害するような事件がありますがそのような)場合は、多人数の殺害がありますが、時間をおいて、8人はどうなのかと。
私には、絹子には冷静さを含め、底に狂気が感じられるんです。

貝沼が殺害を行っていたのは、内在していた狂気のスイッチが押されたためだとしたら、絹子も同じなのだろうか。
内在する狂気があって殺害をしたのだろうか。
それとも、狂気はなくとも憎しみは広がり、憎しみの直接の対象でない人々をも殺害することはできるものなのだろうか。

Comment

Re: 未遂!?

> えっ未遂!?

はい、誰も思わないですよね(笑)

でも、真面目に真剣に考えています。
これ、加筆の部分なんですよね。ここと、平井少年を現場に連れて行く前の回想シーンが。
回想シーンのほうが、暴行としては絹子目線なのでリアルに感じました。
が、見開きのほうは。。。

ただ、誤解して欲しくないのは、生々しく描かないとおかしいとか思っているわけじゃないので。
少女漫画なので、描かないほうが当たり前なのに、なんで上半身だけにしなかったのかなって思います。
あんなに、血しぶきとかリアルさを追求しているのなら、この場合この絵は描かないほうがリアル感が出るのに。

で、このシーンはセリフを含めての加筆だと思うんです。
ここまで描くのなら、それは同じく加筆した絹子の回想で、暴行されたかに見えたが、未遂であるという意図はなかったのかと。
裏、読みすぎですかね。。

もし、暴行していたなら、
自分が暴行したことで
→絹子が男を憎むようになった
→関係を持った男性を殺害した
→家族も殺した
となり、「殺さなかったのか」の前に
「なぜ暴行してしまったのか」と後悔すると思うんです。


これは後悔であって、絹子暴行してごめんというのとは違う。
絹子を殺人者にした、絹子が殺人を犯すようになった、その犠牲者を出してしまったということに対する後悔。
薪さんが貝沼を捕まえなかったから、たくさんの人が殺されてしまったと自分を責める後悔と似たような。

それなのに、露口にはそういうのがないんですよね。
「男を憎むようになってしまった原因をつくった私が」って、ちゃんと思っているのに、
絹子を殺さなかったことのほうを後悔しているなんて。
それで、その原因は露口の中ではそれほど重くない=未遂、ではと考えたのですが。

そもそも、連載時は「殺さなかったのか」しかなくて、そのあとに加筆していますから、この言葉ありきなんでしょうけれど。


> でもそもそも、自分の娘にあんなことしといて「うわーやっちゃった!」って思うもんですかね?そういう犯人って自分を正当化する理由みたいなものを勝手に持って後悔とかしなさそうなイメージなんですけど。

そうか、自分を正当化しているから、後悔の言葉がないんですか。
でも、そのせいで、たくさん人が亡くなってるんですけどね。。。。


やっぱり、絹子はサイコパスだったんですかね。
第九が元々猟奇的な事件を扱うとなっていたので、おっさん貝沼の反対にきれいで若い絹子がでも、やっぱりサイコって感じの設定なんでしょうか。

2015/07/09 | ヤマネ[URL] | Edit

Re: やたっ!(°▽°)

リンクありがとうございました。
私のほうでも、タイミングを見てリンクさせていただきます。


> そして絹子の動機かあ、はい、弱いんですよね。
> 例えばですが父親からの性的虐待が繰返しあったなら、そして家族が誰も助けてくれなかったなら分からなくもない。母親から虐待されたから女性を殺し続けたシリアルキラーとかいた気がするし。
> 確かにあの暴行シーン生々しさに欠けるんですよね。←少女マンガに無茶言うな

性的虐待は1回でも大きなきっかけにはなると思うんです。でも、それだけでは、殺害した人数と冷静さがちょっとって感じました。どうなんでしょうねぇ。
暴行シーンは私は、絹子が平井少年を死体遺棄現場へ連れて行く時に、思い出すシーンのほうがかえって生々しく感じます。
そこだけのほうが、実行されたと思うんです。絵だけならば。
だから、描けって言っているわけじゃなくて、なんで全身、描いちゃったんだろうって。そこに意図はないのかなって。


> 確かにあの言葉からすると絹子の狂気に気付いてた感じしますね。犠牲者を増やさないよう自分が手を下せば良かった、と。
> やっぱり、スイッチ入れてしまっただけで、サイコパスだったのかな、、、

露口は絹子の狂気に気づいていたと思います。
絹子が殺害している場面はないけれど、MRIで絹子が浴室で汚れを落としている場面があるので、露口は感づいていたと思います。
露口は絹子が家族を殺害したのは知っていますが、それだけなら、
「殺さなかったのか」のあとで
「あんなに男を憎むような原因をつくってしまった」
というのはおかしいです。殺害した家族は女性ばかりですから。
これは絹子が関係を持った男性を殺害したのに気が付いていたから、この言葉があると思います。

なので、家族殺害後、家族以外にも殺害していることを知っていて、狂気を感じたから、自分が手を下さなかったことを後悔しているのではないでしょうか。

2015/07/09 | ヤマネ[URL] | Edit

未遂!?

えっ未遂!?

それは思わなかったですね!
清水先生ってそこの描写がだいたいあんまり生々しくないので、まあそうしたんだろうなーって思ってました(笑)
確かにしっかりズボン穿いてましたね。不自然ではある……。

私も「殺さなかった」ことより暴行したことを後悔しなさいよ……ってレビューで書いたのだけど、絹子は殺害に罪悪感や恐怖心が全くないことからも、もともとサイコパスだったんだんじゃないかな?
いずれなにか別の出来事でスイッチが入ったんじゃないかなーとも思うんですよね。まあどんな方向に向かうかはわからないですが……。

でもそもそも、自分の娘にあんなことしといて「うわーやっちゃった!」って思うもんですかね?そういう犯人って自分を正当化する理由みたいなものを勝手に持って後悔とかしなさそうなイメージなんですけど。
とはいえ、やっぱり私には理解の範疇を超えております……

2015/07/09 | ねこじゃらしにゃんたろー[URL] | Edit

やたっ!(°▽°)

ありがとうございます( ´∀`)
さっそく貼りますね♪
と言ってもアメーバなのでなんか「ブックマーク」てところに出るんですけど。

で、で、しつこくこちらにもすいません。

青木母についての心情の解説、すごい分かりやすかった!さすが!なるほど!

そして絹子の動機かあ、はい、弱いんですよね。
例えばですが父親からの性的虐待が繰返しあったなら、そして家族が誰も助けてくれなかったなら分からなくもない。母親から虐待されたから女性を殺し続けたシリアルキラーとかいた気がするし。
確かにあの暴行シーン生々しさに欠けるんですよね。←少女マンガに無茶言うな

んで、ヤマネさんさすが!「なぜ殺さなかった」
思い付かなかった…
確かにあの言葉からすると絹子の狂気に気付いてた感じしますね。犠牲者を増やさないよう自分が手を下せば良かった、と。
やっぱり、スイッチ入れてしまっただけで、サイコパスだったのかな、、、

2015/07/08 | なみたろう[URL] | Edit

        

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