「秘密 -THE TOP SECRET- 」のあれこれと日常のもろもろ
映画「秘密」 感想―もうちょっとこうしてくれたら…編 その3
2016年09月21日 (水) | 編集 |
またすっかりご無沙汰しています。

何か問題があったわけでもないんですけれど、体調が今一つぐずぐずなのでこんなに間が空いてしまいました。
すいません、他の漫画読んでました、たくさん…
雑多に少女マンガ、少年漫画、青年漫画、読んでみたかったものばかりなんですけれど、当たり!が多くて満足です。
これらについてはまた、後日。

さて、映画の感想、ですが、まだ続きます。
もうそろそろ終わりにしたいので、長いです。

本当はまだあったのですが(いいところとか)、でももういい加減飽きてしまったので、(←編集するのに)、次のも(全体まとめ)一緒に今回UPしてやめます。
また何か機会があったらどこかでぶつくさ言うかもしれません。

ということで、これで映画は終わりです。

次回からは遅れに遅れている、10月号の感想を書きたいのですが、またお休みが明日からありますので、なかなか更新が難しいです。そして、この詳細の感想、が久しぶりすぎてどうやって書けばいいのかわからなくなりそうです。

最近、「秘密」の二次創作が増えてきていて、読ませていただいてます。
楽しいです。

映画の影響で、やはり「秘密」読者が増えたのは確実なんだろうなと思います。
それだけは、本当に、ありがとうございました。



以下、雑多な感想です。




**************************


12.斉藤さん


 『おでんくん』(リリーさん作の絵本)こと、リリーさん、もっと生かすか出さないかどうかしよう……

 私が気がつかなかっただけかもですが、貝沼と絹子が繋がっているなら、斉藤さんも繋げたらよかったのでは。

 斉藤さんが飲んでいた席の人や、あのコミュニティの人が、教会のボランティアや、自己啓発セミナーみたいなところの指導者やアシスタントで、それぞれのシーンで映っていたらなー、おおコイツら繋がってる?
 やっぱ、斉藤さんが怪しい人なんじゃね、みたいに想像できて面白いのにな。

 確かにあれで、斉藤という、一見まともな精神科医という職業でありながら、俗的で俗悪な人物がいて、一歩違えば、そんな混沌とした俗悪な世界に誰もが入ってしまう、という象徴なのかもしれません。
でもあれだけじゃ、絹子にモルヒネ渡したの?だけで不要な人、不要なシーンだと思います。



13.真鍋刑事の最期


  つくづく残念です。
  あの、説明調のセリフ

 「脳を見るなんてロクでもない」
 「脳をみちゃったらもう戻れないんだよ」

  みたいな……

 あの真鍋刑事の最期は、『滝沢』っていう、スゴくいい最期があるじゃないですか。

 セリフじゃなくて、離婚する前の幸せな家族の記憶とか、青木くんと過去一緒に捜査したとか、露口の逮捕とか、時計をくすねたとか、いいこと悪いこと、フラッシュバックさせて、更に最期を幸せな記憶か悪事の記憶かどちらかにして、守りたい秘密で終わらせたら、真鍋刑事の頭を撃ってしまった意味も分かったんじゃないでしょうか。

 あれも解釈を委ねる、じゃなくて、映画を観た人がちゃんと想像できるようにした方が印象深いシーンになったと思います。



14.絹子死なんといて…


 2時間ドラマのエンドみたいな、死に方ないな。サイコっていうなら
 絹子は、やはり、するっと逃げられていたが、やっとを捕まえろ!というところで終わっていいと思う
 それこそその先は想像してください、と。
 こういうところは、それぞれの解釈というより想像ができる部分なので、わざわざ「死ぬ」という答えを入れずに、省いていいシーンじゃないでしょうか。

 大友監督としては、ここで、絹子を見て薪さんが絹子はサイコじゃなかったも、と気付くシーンといっています。
 第九は絹子がサイコで、性悪説にみてるが、性善説でみればまた違うのはないか、といっています…


 でもですね、大友監督が、別の時に『絹子は若さゆえの何が起こるかわからない衝動によってサイコ化』、って言っているんですよね。
 これもまた、「絹子がお父さんが好き」っていうのともまたちょっと理由が異なっているし、絹子の大友監督の見方が一貫していない。

 結局ここも、大友監督が、どっちの考えなの?って思うところです。
 原作でも第九の誰もがわからない絹子、ではありますけれど、うーん、映画でもそんなにいろいろ解釈しないと(その割にはいろいろなシーンが多過ぎなんだけど)いけない、っていうところは不満です。

 あと、大友監督は、原作の第九が『性悪説』に基づいてMRIを見ていると解釈しているんでしょうか。
 私は、原作は 『性悪説』でも『性善説』でもないと思うんですね、事実を少しでも見つけようとしているだけだと思います。



15.薪さんが鈴木さんのMRI視るときは、青木くんがいないと!


 続編、無いからいいんだろうけど。

 続編あったら、今回の、決定的にまずいところ

 青木くんと薪さんが共有しているもの、それが鈴木さんの脳、記憶。
 それがのちのち、青木くんにも影響してくる。
 自分の記憶か、鈴木さんの記憶か、と。自分の想いなのか、鈴木さんの想いなのか。
 だから、青木くんがいないのに、二人の秘密なのに、薪さんが一人で鈴木さんの脳を見ちゃダメ。
 まして、他の捜査員や雪子さんにまで、貝沼の最期見せちゃうなんて!
 で、青木くんひとり、仲間外れ(笑)

 うっそーん、です。

 何でこんなのしたんだろうか…

 映画だけを観ている人には、どうでもいい、関係ないことなのかもしれませんけれど、青木くんが鈴木さんの想いや薪さんの想い、そしてそこからの薪さんの解放(別意味で薪さんは鈴木さんにより罪悪感が募るのだけれど)に繋がるのに。
 一人でみちゃったよ、薪さん。


 で、どうしてこれが『第九最大の秘密』なんだろう、って思ったんじゃないでしょうか、原作知らない観客は。

 薪さんが鈴木さんを射殺してしまったのは、内部不祥事だから、警察としては隠しておきたい事実かもしれない。
 
  「鈴木さんが薪さんを守りたくて自殺を図ろうとして図れなかった」
  「貝沼は薪さんに似た子を狙って殺害した」
 
 って、ことが、それほどの秘密なのか、警察的に?

 原作では、貝沼の脳はあまりに危険で、少年たちの殺害事態は犯人としてもうわかっているから、脳を見てまでの捜査をこれ以上はしない、っていうようになり、鈴木さんの脳に残る貝沼のMRI映像は封印されたわけです。
 危険だから、レベル4なだけです。
 別に『第九最大の秘密』でもなんでもない。

 映画で、『第九最大の秘密』って煽るほどのことだったのか?

 しかも、薪さん、自分で鈴木さんの脳を見る決断をして、一人で見ちゃって、自己完結というか、自分で解決しちゃったよ…
 なんだかなんだか…

 なんで、青木くんが見なかったんだろう。
 薪さんの苦悩を見て、オレまだ影響少ないし、って突拍子もなく鈴木さんの脳を見て、薪さんに見せちゃうじゃ、ダメなんですかね。
 それから絹子を探しに行ってもいいのに



16.貝沼の殺し方はもっとグロイ


 ちょっと、これは映画の上で、覚悟がないな、と思います。

 ジャニの生田くん主演ということで、そのグロい表現も(事務所から)制限されるような気がするんですけど、もっとグロくないと誰も狂わない。
 殺すときに被害者の少年に薪さんを重ねていた解釈の映像はよかったと思います。
 ”親友”だった鈴木さんは、それで狂ったもありですし、、薪さんに見せたくなかったという理由になります。
 どうせ、貝沼は「まきさん、あいしてるぜ」じゃないんだから。

 でも、他にも幻覚映像を見ているはずの捜査員たちが狂って亡くなったにしては、あの貝沼の殺し方はあっさりしてヌルすぎる。
 薪さんと少年たちを重ねていて、という映像で引き込まれるかなぁ。
 そんなに、薪さんと距離が近いの(薪さんラブ、薪さん尊敬だったの)?
 
 恐怖、屈辱、衝撃、みたいなものはいろいろ表現できるので、心理的にも感じるようなキツイ殺し方をしてほしかったです。



17.貝沼


 貝沼、よくわかんなかったなー。
 あんまり怖くなかったし。

 そんなに屈辱感与えたかった、薪さんに自尊心を踏みにじらせて恨みを持たせたかったんでしょうか。
 でもさ、盗んだ財布の代わりに、現金ってさ、薪さんあげない…
 というか、誰でもあげないよ、現金なんて

 いくらあの教会が、炊き出しみたいなことをやっていて、それに貝沼がありついている、としても哀れさも感じるようなところもなです。

 原作は、スーパーで値引きされたお惣菜とパックごはん、というのが切ないんです。
 ああわずかなその日に食べるもにも困って手が出たという。
 そのままのお惣菜じゃない、『値引きされた』というところに、貝沼の小心さみたいなものも表れていて、だからこそ、薪さんは、「金額も大したものじゃない」「それほどの困窮者」を通報することじゃない、としてさっさと代わりに代金を支払って貝沼を見逃しちゃったんですよね。

 映画版の、少年殺害の理由が、薪さんへの「自尊心を踏みにじられた恨み、憎しみ」

 確かに、ああも現金を渡されたら、自尊心もなくなり怒りしか沸かないのはわかります。誰だってムカッときますもんね。
 でもそのせいで、浅くなっちゃったなぁ。

 貝沼、ただのプライドの高い謎の男になっちゃったな。


 原作のように、施しを受けたことで、その優しさや美貌に取りつかれたと同時に、警察に通報すらしてもらえず許されてしまった、きちんと向き合ってもらえなかった、そんな疎外感があった、屈辱もあった、みたいにはできなかったのだろうか。
 その解釈は難しすぎるから、できなかったのだろうか。。。。

 原作好きな人は、この貝沼で、みんな沼ちゃうのになぁ。残念だなぁ。

 貝沼が、自己啓発セミナーみたいなところで絹子とあったのか、とかは、特に理由がなくてもいいと思います。
 もともと原作で何のつながりもないものを無理やり繋げているんですから。
 だから、ひとはいつかどこかで偶然出会ってしまうことがあるから、でいいです。
 そこで、絹子は貝沼から影響を受けた、でいいです。
 特に考えることも、想像する必要もないと思います。

 映画は、貝沼がプライドのめちゃくちゃ高い、すっごい催眠術師で、恨みがましく少年を殺害しまくった男にしか思えなかったです。
 それ以上の何物でもないキャラにしか思えなかったです。



18.鈴木さんのラストシーン


 妙に説明調だった…
 「脳を見ること」「MRI捜査」を肯定的に思っている、という意見を言わせるためのシーンにしか、見えなかった


 感動のシーンなんだろうけど。

 それこそ、薪さんの顔をみて語る、鈴木さん目線の脳内映像をメインにして加えたらよかったんじゃないかな。
 そうしたら、鈴木さんが薪さんのことをどんなにか思っている、ことが分かって。
 


19.鈴木さんの涙


 って。

 「あのシーンこそが僕が撮りたかったものだし、この映画のロマンがあると思っています。」
 「マグダラのマリアをモチーフに」

 と、大友監督はおっしゃっています。(2016/8/18 舞台挨拶にて)


 がぁ、ふへぇ?です。
 科学的とかいろいろ言っておきながら、いきなり、『奇跡』かいっ

 冷凍かチルドされていた遺体だから、水滴がたまったってことにして解釈します。←敵対心

 一気に”お話”感がでて、冷めたなぁ。
 やめて欲しい。
 「秘密」って結構、現実的でシビアな世界観なんですよ。脳内はどんなに豊かでも、現実世界は、厳しいリアル

 原作にあれはないですよ(脳だけ取り出しているんだから当たり前だけど)、と全映画を観た人に誤解を解いておきたいです。



20.平井少年が殺害されたのが分かった犬のジョン(ZIP)のMRI


 ちゃんと広角で撮影されていたのはよかったです。

 が、なんで、絹子がジョンのリードを引っ張っちゃって、平井少年が一人で道路渡っちゃったのかな。
 どうしてそこ、原作から変更したんだろう

 何が都合悪かったのか、わかりませんでした。
 いちいち、細かいことを原作から変更しているので、なにか理由があるんでしょうか。



21.ラスト、ジョン(ZiP)の視ていた世界


 優しいのは、世の中全部じゃないよ、平井少年への思いだよ。
 昔の絹子は優しかった、普通の少女だった、というのは良いんですけど、それ以上にあんなに公園のシーンをダラダラ見せる必要はないと思います。
 ジョンが平井少年を見る、それだけの視線――それには、平井少年の(全盲だけれど)、ジョンを愛情を持って接する表情――をジョンの脳内映像から見せることで、二人の信頼関係と愛情関係を見せればをよかったと思います。

 ジョンの平井少年への純粋な、信頼と愛情から、誰もが本当はそんな風に思いを持っているんだという風に繋げて、『観客にあなたの心の中にも、誰の心の中にも、きっと美しい世界はあるんですよ』と、思わせてくれるように導いてくれたらもっと鑑賞感が良かったのではないかなと思います。





 次の記事、全体のお話で終わります。


コメント
この記事へのコメント
Re: 斉藤さん……(笑)
ゆけさん

> すいません、もうすっかり斉藤さんだぞしか浮かばなくて、「出てたっけ…?」とか一人でボケてました(笑)
> あっだからWOWOWのナビゲータ(?)、トレンディエンジェルだったんですかね…;;; ←話それてるぞ

あ、そうか、だからか。
ぜんぜん気付かなかった…
あんまり地味な関連すぎて。

> ほんと、斉藤さん(笑)いらないし、真鍋刑事は、使いようによれば、お話をかなりおもしろくできたんじゃないかと思います。
> いわゆる、一般の視聴者目線を牽引するというか、代弁させるというか…。

ほんとね、織キャラの使い方がまずい。
もっと使いようがあるのに、なぜ出した?としか思えないような使い方。
引っ掻き回した、と好意的に言われてるわけじゃないんですよ、そこがねぇ。
大友監督が自分の変わりというなら、尚更使いようあったんじゃないかと思って残念です。

> 大友監督のフワフワしたコメントがそのまま、映画のフワフワ感になっているような気がします。
> 第九最大の秘密、とかも意味不明なんですけど、煽り文句が好きなんですよね、きっと。
> こないだ、プラチナデータを調べてたら、煽り文句が「検挙率100%!」とか書いてあって、そっちもかいっ!!ってなりました(笑)
> ……個々の作品ともっとちゃんと向き合って………。

大友監督の、最初のころのコメントが、自分で映像化したかったとか、「秘密」が深くて重い漫画であるとかいろいろ言っていたので、結構ヤル気あってやったのならいけるのかな、って期待したんですけど。
結局あまり、大友監督の中で咀嚼して、自分のものになりきれていないのに、原作のままじゃなく手を加えすぎちゃったんでしょうね。だからあんなに、”フワフワ”した、聞けば聞くほどわからなくなるコメントになるのは当然なのかも。
だって、理解できていないものを作ってしまっい、自分が作ったのも理解できなくなってしまっているのだから。

キャストが発表されて、けっこう皆好意的だったじゃないですか。そのころ、私、実はプラチナデータの感想とかちょっと見ちゃって、あ、もしかしてこっち(失敗)行っちゃうかも、とは思ってたんです。で、心配半分、期待半分でもありました。

監督さんというのは、どんなものも見ても読んでも、きっと自分が映像化(商品化)する視点で見ているんだと思うんですよね。
だからその視点が、原作を読み込む際にちょっとずれちゃっている気がします。仕方ないんだろうけれど。

それで、その時の興味や、その前後の作品に影響されちゃうんだろうな。。。

> ほんと貝沼もねー。冒頭の死体とか、脳みそ出すとか、鈴木のゾンビとか、そんなことよりも貝沼の凶悪さを一番グロくしないとなんのこっちゃですよね…。残念すぎる…。
> なんてもったいない映画なんでしょう…。

貝沼、もう残念すぎます。
あんなにエログロなキャラ、もったいない(笑)
一見底辺の、でも目立たない小市民が実はドス黒いものを持っていて、結果振り切ったキャラになっちゃう人間の深淵みたいなものを、見せてくれるのに。

薪さんをある意味普通(AB型っぽくない)のキャラにしちゃった(別に生田くんは悪くない)から、しょうがないのかも。
映画の薪さん、ABっぽくなかったもん。同じAB感を共感できなかった。←たぶん、私だけの不満…

> あと、はい、ラストの犬のやつですね……。
> これについては、私しばらく冷静にコメントする自信がなかったので、今まで触れなかったんですが。
>
> そうなんですよーーー!!!
> これこそが!!最重要案件じゃないですかっ!!
> 人の視覚には、その人の気持ちが表れる。
> 同じものを見ても、見え方は同じではない。
> 大統領の見ていた世界がどれだけ美しかったか!善良な世界だったか!
> 平井少年と共に生きたZIPがどれだけ愛に溢れた世界を見ていたか。
>
> そんなの誰でもピンと来ると思うんです。
> 道端の花や空が気持ち一つで綺麗に見えて感動する、なんて、子供でも経験していると思う。
> なんでそれがわからないんだ、監督。

一般の感想で、最後の犬の脳内映像が突然でわからなかったとか、最後長すぎてとかで好意的な解釈の意見が多くなかったんですよね。
やっぱりわかりにくいんですよ、そこに至る経緯がないから。

おまけにあんな、公園の映像、単にあの大道芸をパフォーマンスする人たちを映したかっただけなんじゃね、って思うようなダラダラした映像では、ちっとも幸せな愛情に満ちた”世界”、それがどんなに狭い世界であっても、というのが直観的に感じられるものになっていないから、あそこで涙が出ない。

原作は、もちろん、世界は誰もが悪意に満ちた見方ばかりしているわけじゃない、小さな愛情を受けているから、たとえそれが偏った見方=感情であったとしても、やっぱり信じたいっていう気持ちが生まれるんですよね。そこに、青木くんの揺らぐ気持ちが重なって、すごくグッとくるラストなんですけど。

もう、映画だと、青木くんのそんな揺らぎがなかったから、もう2時間以上映画観ていて疲れてきちゃったところにあんな広角の揺れる視覚でダラダラ公園の映像見させられたら、なに?って。
”美しい世界”って言われても、もう…

誰もたぶん、あの映像で救いや、あの映像の本来の意味(原作的な)、見いだせないなぁと、すごく悲しい気分になりました。

> それがMRIの、秘密の、もうひとつの深い深ーいテーマじゃないのかって。
> 気持ちが透けて見えるから、他人のプライバシーに踏み込んでしまう背徳感と常に隣り合わせで、だから見る側の人格がすごく重要になるんじゃないかって。
> だから捜査官の、薪さんの優しさがにじみ出るんじゃないかって。

薪さんの優しさ、苦しさ(別に青木くんをそっと陰から見て、それを”ポっ”っていう感情抜きでも)、青木くんのMRIの真実(捜査官側の苦悩)、っていうのが何にも描かなかったことが、あの映画を浅くしちゃったんですね。
「秘密」は、「脳を視る○×」問題だけじゃない、好奇心じゃなくて罪悪感に近い「神の領域を侵す」苦悩がを描くことで、はじめてそのMRIの持つ、深さが分かるのにね。

> あー、やっぱり冷静にコメントできなかった……。
> たぶん3年ぐらいたったら、冷静に話せるようになると思います……。


す、すごい、ゆけさん…
私、3年後、絶対忘れてるわ。
2016/09/23(金) 19:02:55 | URL | ヤマネ #-[ 編集]
斉藤さん……(笑)
すいません、もうすっかり斉藤さんだぞしか浮かばなくて、「出てたっけ…?」とか一人でボケてました(笑)
あっだからWOWOWのナビゲータ(?)、トレンディエンジェルだったんですかね…;;; ←話それてるぞ

ほんと、斉藤さん(笑)いらないし、真鍋刑事は、使いようによれば、お話をかなりおもしろくできたんじゃないかと思います。
いわゆる、一般の視聴者目線を牽引するというか、代弁させるというか…。

あの人こそ、観てる人が共感できる一般人らしさ(偏見とか煩悩とか?)を出せてさえいれば、お話がグッとわかりやすくなったのではないかと思ったりもするんですが、なんなんでしょうね、あのノイズ感…。いろんな意味で。
オリキャラもっと上手に使えよー。

大友監督のフワフワしたコメントがそのまま、映画のフワフワ感になっているような気がします。
第九最大の秘密、とかも意味不明なんですけど、煽り文句が好きなんですよね、きっと。
こないだ、プラチナデータを調べてたら、煽り文句が「検挙率100%!」とか書いてあって、そっちもかいっ!!ってなりました(笑)
……個々の作品ともっとちゃんと向き合って………。

ほんと貝沼もねー。冒頭の死体とか、脳みそ出すとか、鈴木のゾンビとか、そんなことよりも貝沼の凶悪さを一番グロくしないとなんのこっちゃですよね…。残念すぎる…。
なんてもったいない映画なんでしょう…。

私、映画貝沼からは憎しか感じられなかった気がするんです。見せしめ殺人…?
あの貝沼がいったい薪さんのどこに、いつ愛を抱いたのか…。わからーん。

あと、はい、ラストの犬のやつですね……。
これについては、私しばらく冷静にコメントする自信がなかったので、今まで触れなかったんですが。

そうなんですよーーー!!!
これこそが!!最重要案件じゃないですかっ!!
人の視覚には、その人の気持ちが表れる。
同じものを見ても、見え方は同じではない。
大統領の見ていた世界がどれだけ美しかったか!善良な世界だったか!
平井少年と共に生きたZIPがどれだけ愛に溢れた世界を見ていたか。

そんなの誰でもピンと来ると思うんです。
道端の花や空が気持ち一つで綺麗に見えて感動する、なんて、子供でも経験していると思う。
なんでそれがわからないんだ、監督。

だからこそ、MRIは証拠にはなり得ないのにっ。
一にも二にも、三四がなくて五にも客観的に見ること、とか言ってたのはそのためじゃないのかって。 ←そうは言ってないし

それがMRIの、秘密の、もうひとつの深い深ーいテーマじゃないのかって。
気持ちが透けて見えるから、他人のプライバシーに踏み込んでしまう背徳感と常に隣り合わせで、だから見る側の人格がすごく重要になるんじゃないかって。
だから捜査官の、薪さんの優しさがにじみ出るんじゃないかって。

あ…ちょっと脱線しましたが…(←落ち着け…)、もうあれでパーですよ…。

あー、やっぱり冷静にコメントできなかった……。
たぶん3年ぐらいたったら、冷静に話せるようになると思います……。
2016/09/22(木) 01:06:43 | URL | ゆけ #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する