「秘密 -THE TOP SECRET- 」のあれこれと日常のもろもろ
映画「秘密」 感想―もうちょっとこうしてくれたら…編 その2
2016年09月15日 (木) | 編集 |
まだ、映画の感想です。

さすがにシネコンばかりのこちらでも、明日で全て上映終了、です。

なので、もうこの映画の感想をわざわざ読みに来て下さる方もいらっしゃらないと思いますが…

まとめさっさと終わらせて、まだ10月号の詳細の感想も書いていないし、ブリオンの解説記事もUPしたいと思っています。

そして、やっと4巻の感想です←先が長い

それなのに、コソコソ、二次創作書いていたりして、でもたぶん、後味が良くないので公開できない気もします…汗

その他、少しずつですが、カテゴリの編集もしたいと考えています。
まだまだ読みにくいブログですが、もしよろしければ、今後ともお付き合い下さると嬉しいです。

では、さっそく、しつこい、こうして欲しかったなぁ…という映画の感想です。





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6.青木くんの柔道練習シーン

 それは青木くんの役作りのために岡田くんが頑張りました、身体づくりからやりました、っていうエピソードでいいと。
 岡田くんファンへのサービスなら、パンフレットに、そういう、裏設定とかメイキングとかそいういうの載せればよかったんじゃ?
 あとは、公式HPとか。

 って、ことでこの柔道シーンはいらないと思います。普通に、青木くんは配属になって、第九に挨拶してください。
 
 今井さんが迎えに行って、薪さんが強引な人です、みたいな雰囲気わざわざ作らなくても、普通に、青木くんが「今日から配属になりました、よろしくお願いします」って、第九に挨拶しちゃダメなのかなぁ、わかりません。
 そこで、第九メンバーが「よろしく」と暖かく迎えるのか、さらっと冷たい視線なのか(←イヤだ、これだと泣くけど)、で第九の雰囲気を表してもよかったんじゃないかな。



7.ヘッドギア


 大友監督の自信作、ヘッドギア。
 これは、作中、矛盾を感じて、でもしょうがないかーと、思って見ました。
 前回の感想で書きましたが、ストーリーとの整合性が取れなくなってしまったので、捜査官側のヘッドギアをやめたほうが良かったと思います。
 インパクトも捜査官の苦痛もわかりにくくなりますが。

 何も映っていないモニタールームで怯えたり焦ったりする演技が凄いなー。
 青木くんも、薪さんもホントに辛そうに感じました。



8.真鍋刑事


 真鍋刑事は、大友監督を投影しているということで、第九外部の「脳を見ることはロクでもない」の立場の人物です。

 第九メンバーだけだと、その見解が反映されないし、映画に刺激がなく淡々としてしまうので、今回はキーになったと思います。

 けれど、いろいろ残念なんですよね。


 ① 薪さんに脅されて、絹子を探る

   いやあ、真鍋刑事かわいそう。だけど…

   警察で、単独行動、単独捜査は基本、認められないですよね。

   上から、絹子の捜査は結局認められなかったわけですから、真鍋刑事の上司に許可を貰ったりもないんですよね、薪さん。
   そうすると、もし、真鍋刑事が第九のための絹子の捜査をするとしても、時間外、プライベートでということじゃないとできないのに、どうもそんなようには見えない
   おまけに、かなり強引に絹子を連れてきて尋問までしてしまう。
   あんなことしたら、絹子の弁護士から訴えられて、真鍋刑事も薪さんも謹慎とか処分くらう…

  なので、ここは、面倒でも、真鍋刑事の上司と薪さんが知り合いとか貸しがあるとかいうことを入れて(警察の上層部なんていろいろあるだろうし、こんなのセリフ1コで済むじゃん)、真鍋刑事を強引に捜査に引き込み、青木くんか第九の誰かも常に同行捜査させるとかすればまだよかったのでは。

 それから初めて、「なんで俺なんですか」という真鍋刑事に、「知っているんですよ、露口の時計」という映画の流れどおり、やらざる得ないほうへ持っていくという、ちょっと面倒でも手続きを踏んでくれたらなぁ。


 ② 真鍋刑事の小悪党キャラ

  この設定は、真鍋刑事最期のシーンででうまく使えばよかったのかなと思います。
 最期に生かしきれていないから、うるさい小悪党の、邪魔なヤツになってるんですね。
  もったいない。
  これは、また後ほど、別項目で。


③ 結局、真鍋刑事は

  シリアス路線でストーリーやキャラを作ったので、多分、第九メンバーと雪子さん達では、全体が重く、淡々としたものになってしまったんじゃないでしょうか。

  刺激役、カンフル剤として、大友監督の投影の(脳を見る×)真鍋刑事に騒いでもらう役を作った

  でも、そのせいで、外部の刑事が捜査に参加→第九だけじゃできないようにする→捜査権をなくす→正式機関に上がる前にする……
  と、第九の設定が変わっていってしまったのでしょうか。

  
あくまで私の想像ですが。

  それで、第九は非正式機関、露口も脳科学者、といろいろ設定が変えられていったのでしょうか



9.絹子


 サイコで男性を自由に扱って、貶めていく、ってなんか浅いと思う。個人的な感想ですけれど。
 男の人の好みなのかなぁ、魔性の女、って感じなのか。
 
 ですが、脚本、セリフのせいですが、絹子の言動に品がない。

 もう少し、絹子が誘わなくても、誰もが自然と美しさに魅了されてしまうような、そんな魅力が欲しいです。
 セリフももっと少なくして、謎の少女にしたほうが雰囲気があってよかった
です。

 うーん、『映像作品には父親の暴行がよくある』っていうだけで、絹子の設定を変える必要はなかったと思います。
 絹子のキャラ設定は、原作のままでも充分、映画のストーリーにハマったと思います。

ただ、「キツイ絶対的美少女」の女優さんがあの絹子役をやることはないでしょう…、事務所的に。

 そして、大友監督の設定では、『絹子がお父さん(露口)が好き過ぎて、愛情が深い』って、娘に愛されたい父親の願望ですか…(笑)
 実の父親を誘惑したい、あの年頃の少女がいるとはとても…ね。



10.絹子はサイコか?

 
絹子はサイコなのか、父親の暴行のせいで憎しみに駆られているだけなのか…
 大友監督は、「原作の父親の暴行ってありがちだからやめました」ということですが。

 これは原作で、私も疑問で皆さんといろいろやり取りさせていただいて、その中で深まったのは、

  単に父親の暴行のせいではないだろう、家族がみな、知っていて、見て見ぬふりをしたこと、当てつけに男性を連れ込むこともわかっていながら見ぬふりをし続ける家族に対する絶望が、家族への憎しみを募らせた

 ということじゃないでしょうか、ということで落ち着いたんです。

 なので、大友監督のいうような、原作の父親の暴行ってありがちだからやめました、というのとは、私は違う考えです。

 ここまでの深い思いがあれば、別に、サイコでも、サイコのきっかけが父親の暴行から、家族の見ぬふりなどがあって、サイコになった、とすれば、若さゆえの、何が起こるかわからない衝動、みたいなのがサイコのきっかけに変更しなくてもよかったんじゃないかと思います。

 ここも、漫画と違って、映画は流れに乗って観ていくものなので、自由に解釈してください、じゃなくて、映画でのちゃんと理由づけをしたほうが、絹子の絶望とか悲しみとかそれでいてサイコであるとか様々なキャラの深さがわかりやすくなってと思います



11.絹子のシーン


ほとんど要らないなー。
 いるっちゃいるんですけど、もう少しうまく繋げて欲しいし、なくても困らないシーンが多い気がします
 絹子がサイコの設定なら特に要らない。

父親の遺灰をプールに撒くのも、わざわざ薪さんたちを呼び出す必要もない。
廃屋となった、露口の家で青木くんを誘惑するのも要らない。
真鍋刑事と青木くんが撃ち合いになるのも、あの家でなぜ絹子がいるの?ってなるし。
もしあの家で、絹子がいて撃ち合いになるなら、絹子を探していた真鍋刑事のシーンがあって、やっと見つけて追いかけたら、あの家に入ってしまったとかがないと、唐突に感じました。

それよりは、原作のように、露口のMRI映像で絹子が関係した男性を殺害したかも(血を洗い流す)というシーンをいれた方がよかったです。
 そのほうが、絹子を探さなきゃいけない、という緊迫感に理由ができます。
 「まだ絹子は人を殺す」とかセリフでいわれても、どうして?ってなる。
 実際、あれでは絹子は家族しか殺害していることが明確でないのだから。

 そして、行方不明者とかを探すとか(デスクで資料を漁るでもいいし)、そういうシーンをいれた方が流れがいいです。

わざわざ男子大学生に話を聞いて
「絹子は悪魔」
みたいに説明しなくても。
あれはなんだか、あの男子大学生が浮気しちゃったけど僕のせいじゃないもん、みたいなちっさい男、っていうだけしか印象に残らないもの。



このシリーズの感想はあと1回あります。←しつこいね!うん。。。

長いんですけど、早く終わらせたいので、編集したらあげます。

コメント
この記事へのコメント
Re: はは…
なみたろうさん

> ちょ、監督のその発言知らなかったんですけど、あんまりバカにしてますね…しかもけっこうな暴言ですよォ。
> 本気で嫌いになってきた。バカなの?はは…
> 今ごろ映画の反響知って今までの発言が黒歴史になってますね。恥ずかしー。

映画公開前は、ぜひ自分でやりたかった、みたいなことしか流れてこなかったので、自分で撮りたいと思った人が撮った映画、と思って皆、期待しちゃったんですけど。

いざ、発言が出てきたら、びっくりの連続です。

何を理解してこうなっちゃったのだろうか。


> てか疑問なんですけど、
> サイコパスって、例えば成長過程で親の愛情が足りなくて、などの原因じゃなく脳の疾患による、情緒の欠落、だと思ってたんですが。

脳疾患、の部分が私、よくわからないんです。
精神疾患ということで、脳に疾患がある、というのも書いてあるんですけど、”反社会的パーソナリティー”だと、脳疾患じゃなくてもあり得ますから。そこがどうなんだろう。
ただ、”持って生まれたもの”ではあるんですよね。成長過程で育まれるものではなく。
もちろん、反社会的は人は、サイコじゃない人にもいるわけで、そこが難しいのかなと思います。

> 映画の設定はサイコパス?にしちゃ描ききれてませんが。そうそう、なぜ「絹子はまた殺人を犯す」のか根拠が甘いし、わざわざ薪さん呼びつけてけんか売る意味が不明。

たぶん、サイコ、っていうことが親の遺灰をプールに撒いちゃうとか、自己中心的な言い訳ってことなんでしょうけれど。
殺人を犯すことに抵抗も躊躇いもない、部分が描かれていないのでサイコとは言い切れない。
どっちを狙っているのかもわからないように、描きたかったのかもしれないけれど、それだとみている人はついていけないと思います。
そのために付けられたと思われる、絹子のシーンが意味不明なものばかりだから、余計にわからないです。

> 原作は露口の暴行が原因で歪んだシリアルキラー、だから露口の苦悩が描かれてて、繋がるんですが。

私は、原作の露口の暴行シーンがなくて、なぜ犯罪を犯したのか、その理由が分からなくてもよかったんです。
それはそれで、なぜなのか、どんな深みがあったのかとか考えるところだからです。
露口の苦悩も、絹子に謝るのではなく、絹子を殺害しなかったことを苦悩しているし。
あれは、いろいろ考えられて面白かったんです。

でも、露口の暴行シーンがあったことで、一つの理由を明確にしたのですけれど、それでも絹子にはわからないところがあって、それが面白いんだと思います。

映画は露口も絹子に惹かれていったのは一緒なんでしょうけれど、絹子のあれが、エゴ=サイコっていうところなのか、「お父さん好き過ぎ」みたいなものか、わからない。

原作と同じように”わからない”んだけど、露口の苦悩がないから、観客は二人の関係性からは読み解けないから、面白くないんです。そういう、他の人からの目線のヒントがないから。
男子大学生の”絹子は悪魔”じゃ、一時的に感じたものだから、ヒントにはならない。単なる説明のセリフ。

> うーんもうどこ取っても繋がり悪くて描写も薄っぺらくて、つじつまあわせたつもりでしょうけどガタガタで、しかもドヤ顔で語ってて、うわー、本気で嫌いになってきた~(笑)

う~ん。
残念なほど、理解していなかった、ってことなんでしょうね。
きっと、原作を読むのも、映像作品としてどうか、という商品としての視点でどうしても見てしまうから仕方ないのかもしれません。
だから、もう少し、原作の理解をしないのなら、もっとオリジナルにしてしまうか、娯楽にしてやりたい映像作品にしたほうが結果よかったんだろうな、と思います。
2016/09/16(金) 19:51:42 | URL | ヤマネ #-[ 編集]
はは…
ちょ、監督のその発言知らなかったんですけど、あんまりバカにしてますね…しかもけっこうな暴言ですよォ。
本気で嫌いになってきた。バカなの?はは…
今ごろ映画の反響知って今までの発言が黒歴史になってますね。恥ずかしー。

てか疑問なんですけど、
サイコパスって、例えば成長過程で親の愛情が足りなくて、などの原因じゃなく脳の疾患による、情緒の欠落、だと思ってたんですが。
映画の設定はサイコパス?にしちゃ描ききれてませんが。そうそう、なぜ「絹子はまた殺人を犯す」のか根拠が甘いし、わざわざ薪さん呼びつけてけんか売る意味が不明。
原作は露口の暴行が原因で歪んだシリアルキラー、だから露口の苦悩が描かれてて、繋がるんですが。
うーんもうどこ取っても繋がり悪くて描写も薄っぺらくて、つじつまあわせたつもりでしょうけどガタガタで、しかもドヤ顔で語ってて、うわー、本気で嫌いになってきた~(笑)
2016/09/15(木) 21:32:46 | URL | なみたろう #-[ 編集]
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